残像(104) 木星


                                 
         木星
         夜明け前の空に木星が高く昇ってきたので、今シーズン始めて撮影した。
         木星面の模様は、昨年とはかなり違っている。まず大赤斑がかなり濃くなって
         赤みがはっきりわかるようになってきたこと、次に北温帯縞が薄くなったこと
         などが目に付く。(昨年は、北赤道縞と北温帯縞がひとつながりの太い縞の
         ように見えていたので、北赤道縞が細くなったような印象である)
         木星と地球の距離は、現在約5.3天文単位と遠いので木星像が小さいが、
         来年1月の衝の頃には約4.2天文単位になり、もっと大きく写るはずである。


         撮影データ
          撮影日時 : 2013年9月28日 4:05(JST)
          望遠鏡  : タカハシμ250+テレプラス2x
          カメラ  : ImagingSource DFK21AU04.AS
          露光   : 1/30s×30fps×120秒
          画像処理 : AviStackでスタック処理、Photoshopで階調・シャープネス調整
          撮影地  : 自宅屋上ドーム