|
ウガンダで見た皆既日食
11月3日に米国沖の北大西洋で継続時間4秒の金環食として始まり、その後すぐ
皆既日食となって大西洋を東進し、アフリカ大陸の赤道付近を横切って、
最後はソマリアで0.7秒間の皆既食で終わる金環皆既日食が起こった。
この日食を見るため、私はウガンダ北部に出かけ、ネビ近郊のアカンヨ小学校の
校庭で継続時間が17秒間と予報されていた皆既日食を観測した。
ウガンダ滞在中は、「晴時々曇り、午後所により雷雨」という天気が続いたが、
日食当日は一番天気がよく、首尾よくコロナを見ることが出来た。
とはいえ、日食が始まる現地時刻１６時頃には空の半分以上は雲に覆われ、
北の低空には所々にスコールが起こっているのが分かる天気だった。そして、
皆既の５分前前後には観測場所でも雨が降りだし（太陽の方向は晴れていた）
急いで望遠鏡やカメラにビニール袋をかぶせる事態になり焦ったが、皆既の
直前になって雨が止み、雲間から素晴らしいダイヤモンドリングとコロナが
現れ、日本から遠征した27名の仲間や現地の人たちと共にスリリングな皆既を
楽しむことが出来た。
この写真は、広角レンズで捉えた皆既中の太陽の周辺の様子であり、雲が
多かったものの、太陽の方向は晴れていて、小ぶりの本影錐の中にコロナが
輝いて見えていた様子が分かる。（第２接触20秒前〜第３接触20秒後までを
動画化した画像では、本影錐が下から上に移動していく様子がよく分かる）
撮影データ
撮影日時 ： 2013年11月03日 17:22:19(現地時刻＝UT+3H)
（動画は、17:21:50〜17:22:48撮影の74コマから作成）
カメラ ： キャノン EOS5Dmark2
レンズ ： EF24-105mmF4L IS USM
露光 ： ISO100 F8 1/4s
画像処理 ： 静止画は文字入れのみ
動画は、SiriusCompで動画化後、MP4に変換
撮影地 ： ウガンダ ネビ近郊 アカンヨ小学校
（北緯 2°32’04″ 東経 31°12’15″ 標高 947m）
|
|
| |
|
|
| |
|
|
| |
|
|
|
|