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明るくなったラブジョイ彗星
期待していたアイソン彗星が、太陽に最接近した時に崩壊してしまい、少し残骸は
残っているようだが、12月に長い尾を引いた姿を見ることは無理のようだ。
一方、世間ではあまり注目されていないが、ラブジョイ彗星が明るくなってきている。
予報光度は４等級で、明け方の薄明時には40度近く高度になり、今が見頃である。
標高が高い入笠山では、肉眼でもはっきり見え、12x36mmの双眼鏡では２度ぐらいの
尾が見え、25cm反射では太い尾を伸ばした立派な彗星に見えた。
この写真は、13cm屈折＋デジタル一眼レフで撮った2分露光×１５回の画像を
彗星の核を基準にコンポジット合成して、尾を強調する階調処理を行った画像で、
青いハロに囲まれた核の中から非対称な形の尾が伸びている様子が分かる。
撮影データ
撮影時刻 ： 2013.12.01 4:40〜5:10(JST)
望遠鏡 ： TOA130＋レデューサ（D＝130mm f＝720mm） SHOWA20E赤道儀
カメラ ： EOS5Dmark3
露 出 ： ISO800 １分59秒×15コマ
画像処理 ： 核基準コンポジット、ボケマスク減算、トーンカーブ、など
撮影地 ： 長野県 入笠山観測所
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