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接近中の火星
４月９日の衝が近づき、夜半頃の南の空に赤い火星が目立つようになってきた。
今回の接近は、最接近の日でも視直径は15.2秒しかなく、2003年の大接近のときと
比べるとやや物足りない接近である。
とはいえだんだん近づくにつれて模様もはっきり見えるようになってきたので、
何度か望遠鏡を向けてみたが、冬の悪気流のせいで中々模様の詳細が見えない
日々が続いていた。この写真は、やっとある程度のシーイングに遭遇できた４月１日に
撮影したもので、左上の子午線湾、右下のアキダリアなどの目立つ模様に加えて、
下の方に小さく北極冠が見えている。
撮影データ
撮影時刻 ： 2014.04.01 23：55（JST）
望遠鏡 ： タカハシμ２５０
テレプラス２xと１.５xで、f＝9000mm
カメラ ： Skyris618C
露 出 ： 1/30s×30fps×60s
画像処理 ： Avistack2でスタック処理、
Photoshopで階調・シャープネス処理
撮影地 ： 自宅ドーム
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