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秤動による三日月の見え方の違い
月は地球に対していつも同じ面を向けているが、月の自転軸が少し傾いていることに
伴って首振り運動（秤動）をしているため、同じ月齢でも細かく見ると同じ姿ではない。
上の写真は、今年の１月と６月に写した三日月で、中央少し上に見える危機の海の
あたりには概ね同じように太陽からの光が当たっているが、その位置はかなり
違って見えている。更に上端（北部）や下端（南部）の地形の見え方の違いは大きく、
秤動のことは知っていてもこんなに違うのかと思わせる差である。
撮影データ
撮影時刻 ： 左 2014.1.4 17:45
右 2014.6.1 19:43
望遠鏡 ： 左 タカハシTOA130直焦点
右 タカハシTOA130＋テレプラス２x
カメラ ： ImagingSourceDMK41AU02
赤道儀 ： タカハシＥＭ400
露 出 ： 左 1/60s×15fps×20s×３コマ
右 1/15s×15fps×20s×６コマ
画像処理 ： Avistack2でスタック処理
Photoshopでphotomerge処理＋階調処理
撮影地 ： 神奈川県小田原市（自宅屋上ドーム）
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