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機上から見た皆既日食（第２接触のダイヤモンドリングと月の影）
３月２０日に、皆既帯が北大西洋から北極点にかけて通る皆既日食が起こった。
陸地で皆既が見られる場所は限られ、寒さや晴天率の点で厳しそうだったので、
今回は飛行機からの観測することにして、デンマークのビルンから出発する
米国の旅行社の日食フライトに参加した。
日食当日は、朝５時にビルンを出発し、一旦フェロー諸島に着陸し、第１接触が
始まった後の９時過ぎにフェロー諸島を飛び立って、フェロー諸島北方の海の上空で
月の本影に遭遇した。
皆既になる瞬間、コロナが見え出すと同時に、眼下の雲海に映った月の本影が
動いて行く様子がはっきり見え、地上では味わえない光景を楽しむことができた。
上の写真は、第２接触の瞬間に飛行機の窓から捉えた光景を広角レンズで写した
ものだが、３重の窓ガラスの影響で下の写真のようにゴーストが盛大に写って
見苦しかったので、Photoshopを使ってゴーストを消した画像です。
撮影データ
撮影時刻 ： 2015.3.20 9:42:17（UT）
レンズ ： EF24-105mm 1:4L IS → 24mmF5.6で撮影
カメラ ： EOS5Dmark2
露 出 ： ISO800 1/15s
画像処理 ： Photoshopで階調調整、ゴースト消し
撮影地 ： アイスランド東方海上（フェロー諸島北方）の上空
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飛行機の3重窓の影響で写りこんだゴースト |
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雲海に映った月の影の移動の様子 |
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