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彩度を強調した満月
月は、高度が低いときや靄がかかっている時には赤っぽく見えることがあるが、
高度が高くて空気が澄んでいる時には、ほとんど無彩色にしか見えない。
しかし注意深く見ると、溶岩に覆われて黒っぽい模様として見える海の部分には、
溶岩の噴出年代や組成の違いによって、微妙な色の差がある。
この写真は、そのような海の色の違いを画像処理で強調した画像で、じっくり
眺めると、静かの海と晴れの海の色の違いや、雨の海から嵐の大洋にかけて
所々に茶色っぽくみえる場所があることなどが、はっきり確認できる。
撮影日時 ： 2011年7月15日 22:41(カラー）、22:59（白黒）
望遠鏡 ： タカハシＴＯＡ１３０
カラー：テレプラス2xでf=2000mmにして撮影
白黒 ：直接焦点（f=1000mm)で撮影
カメラ ： カラー：キャノンＥＯＳ５Ｄmark2
白黒 ：ImagingSource DMK41AU02.AS
露光 ： カラー：1/60s
白黒 ：1/500s×15fps×10s×6コマ
画像処理 ： AviStackでｽﾀｯｸ処理しPhotoshopでモザイク合成した白黒画像と、
Photoshopで彩度強調したカラー画像を、StellaImage6でLRGB
合成し、更にPhotoshopで階調・シャープネス調整
撮影地 ： 自宅屋上ドーム
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