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金環日食のベイリービーズ
5月21の金環日食は、天気予報を睨みながら晴れ間を求めて移動して、
山梨県の須玉で観測した。観測地には夜明け前に着いたが、着いた頃から
晴れ間が増えてきて、時折雲がかかる時間もあったが金環日食の全経過を
十分に楽しむことができた。
今回は、国内での日食観測ということで、望遠鏡3台・カメラ5台を使って
様々な撮り方を試みた。ここに掲載した第2接触時のベイリービーズは、
リング部分がかなり露光オーバーになることを覚悟の上で撮ったもので、
ビーズの連なりとその間の彩層も微かに写し出せた。
撮影しながら6cm屈折に20xのアイピースを付けて眼視でも覗いたが、
ベイリービーズの状態が刻々と変化していく様子は素晴らしい眺めだった。
撮影日時 : 2012年5月21日 7時31分40秒
望遠鏡 : Pentax105SDHF+テレプラス2x(f=1400mm)
減光手段=ND8×2
カメラ : EOS5Dmark2(IDAS AP改造)
露光 : 1/2000秒
撮影地 : 山梨県北杜市須玉
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