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アルフォンスス付近
この写真で上下に並んで見える３つのクレーターは、上からアルザッケル、
アルフォンスス、プトレメウスで、月の中央部でよく目立つクレーター列である。
シーイングの良い時に撮影したので、それぞれのクレータの中の地形が
良く見えており、外壁が階段状になっていて火口に急峻な山や谷がある
アルザッケル、上下に伸びた山脈や何本もの細い谷が見えるアルフォンスス、
平坦な火口に小さなクレーターが沢山散らばっているプトレメウスと、それぞれ
個性的な姿をしている点が面白い。
高校生の頃、アポロが月に行く前に米国が放った月探査機レインジャー９号が
アルフォンススクレーターに突っ込みながら撮った写真が印象に残っているが、
そのイメージに近い写真が自分でも撮れるようになったことに、画像技術の
進歩の素晴らしさを感じる写真である。
撮影日時 ： 2012年9月8日 4時49分
望遠鏡 ： μ２５０＋テレプラス1.5ｘ（合成ｆ＝4500mm）
カメラ ： ImagingSource DMK41AU02
露光 ： 1/15s×15fps×20s
画像処理 ： Avistack2でスタック処理、PhotoshopCS3で階調＆ｼｬｰﾌﾟﾈｽ補正
撮影地 ： 自宅ドーム
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