残像（94） さそり座・いて座付近の天の川の日周運動 　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　（ クリックすると動画がご覧になれます） 　　　　　　　　　さそり座・いて座付近の天の川の日周運動 　　　　　　　　　銀河系の中心方向になるさそり座〜いて座付近の天の川は、梅雨明けから 　　　　　　　　　８月頃に都会から離れた山の上などで好天に恵まれると、夜半前にはっきり 　　　　　　　　　その姿を眺めることができる。 　　　　　　　　　しかし、夏場の山の天気は昼間は晴天でも夜になるとガスに覆われることも 　　　　　　　　　多く、また夜半前は町の照明も多くその影響で夜空が明るめなので、天の川が 　　　　　　　　　きれいに見えるチャンスは意外と少ないものである。そのため、梅雨入り前の 　　　　　　　　　夜半後の方が、経験的に夏の天の川が見えるチャンスが多い。 　　　　　　　　　この写真は、そのような条件下で撮影したもので、標高1800mの地点から 　　　　　　　　　標高1955mの入笠山山頂を前景に、さそり座といて座の間から左上に伸びる 　　　　　　　　　天の川の姿を、静止画撮影を繰り返して動画化するというタイムラプス撮影と 　　　　　　　　　いう方法で動画化したものである。（元データは２時間半撮影していて、 　　　　　　　　　ハイビジョン画質で眺めると迫力ある動画になっているが、ファイルサイズが 　　　　　　　　　大きすぎるため、今回はDVD画質の30分の動画の公開とした） 　　　　 　　　　　　　　　撮影データ 　　　　　　　　　　撮影日時　：　2013年 5月 8日　1時45〜2時15分 　　　　　　　　　　カメラ　　：　Canon EOS5Dmark3 　　　　　　　　　　レンズ　　：　EF24-70mmF2.8L�U　（24mmF2.8） 　　　　　　　　　　　　　　　　　ケンコー　PRO SOFTON-A 　　　　　　　　　　露光　　　：　ISO3200　16s×108コマ 　　　　　　　　　　画像処理　：　DPPで現像処理（＋１段増感） 　　　　　　　　　　　　　　　　　SiriusCompで動画化 　　　　　　　　　　撮影地　　：　長野県　入笠山観測所